日光室
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20230323

噛み合うタイミングがなく年始からVTuberのことを書けないでいた。ツイートはしていたが、やはり簡単でも文章にして残すのは自分にとって大事だと思う。よく視聴していたものや印象的だったものをいちど書き下しておく。おりコウの大恋愛で森島先輩に翻弄されていた記憶もすでに朧げである。委員長のメン限やぶいすぽ、ひよクロあたりの趣味も引き続いている。ひよクロは先月に出た新衣装がどれも好みだった(このグループの呼称をいまは手放せる気がしない)。新しく観ていたのは例に漏れずAZKiのGeoGuessrと、大空スバルの十三機兵防衛圏、テイルズ、そして小清水透の配信の多くである。

たとえば、上に載せた昨日の配信の冒頭が私は好きだった。気怠げな声で挨拶をしたあと、にわかにオクラそぼろ丼なるものを食べながら、好きな海外ドラマの話をする。柏手を打ってごちそうさまを言ったあと、食器を片すついでにモンエナを取りにいく……。よほど偏執的に切り抜きでもしない限り流行らなそうな一幕に覚える小さな感興も、間違いなくVTuberを観る楽しさのひとつだった。具体的に妄想をめぐらせるでもなく、私はただ見えない部屋の奥行きに触れることが好きなのだと思う。

二桁に及ぶこともしばしばの配信時間や、エナドリを片手にニートを自称するようなキャラクター性はぶいすぽ的と言えるかもしれない。しかしひとりでマイクラやRPGを平穏に進めていることが多いだけに、じっさいの感触は異なる。無意味な比況とは承知のうえで、視聴のモードはしずりんがもっとも近いように感じる。それぞれに固有のよさがあることは言うまでもないが、サロメ嬢がアイコニックな存在になり、定時的な配信が新人のメソッドとして浸透してもおかしくないにじさんじに、彼女のような人が現れてくれて私はうれしい。11時間55分あるルーンファクトリー3のアーカイブを流して眠り、起きたときのシークバーの時点で自分の睡眠時間を知る。

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